帳簿ってどうして作らなきゃいけないの?

帳簿はどうして作らなくてはいけないのでしょうか?
税務署のため?銀行のため?いやいや、税理士のため?

うーん、気持ちはわかります。

ここでは商法第○条とか、青色申告の要件とか、消費税法上控除対象になるには・・・
なんてことは話しません。 (ホントはココすごく重要!商法19条2項・会社法432条・法人税法施行規則 別表22・消費税法施行令49条)

では、学校の通知表は誰のため?

お小遣い値上げ要求の材料? それも真なり!

でも、本当の使い道は自分の弱点克服の材料ですよね!

帳簿もそれと同じです。

でも...つまらない・分からない・面倒くさい!

確かに確かに...色々な会計の本も読んだのだけれど、いまひとつ良く分からない。

これは自転車の練習と一緒で、いくら本を読んで理屈が分かっても、乗れないのと同じこと。

自ら苦労して仕訳して、そうしてやっと出来た決算書ならよく分かるはず。
利益は上がっているというけれど、実感がわかない・・・
納税額はこれこれですって言うけれど、どこにそんなお金あるの?ってお話よく耳にします。

じつは、損益計算書と貸借対照表とキャッシュフロー計算書を良く見てみれば、ここに利益が化けてますと分かるのだけれど、仕訳をご自身でしてないとそのモトネタが分からないんですよね。
決算書の見方がよくわからない
という社長さんは、とにかく、ひと月分伝票作ってみましょう。

次回から経理からの報告が手に取るように分かるようになりますし、お金の無理無駄も見つけられるでしょう。
これは事業の大小に関係なしです。

経営者の皆様に

「決算書のモヤモヤがなくなった」

「やっぱり帳簿って大事だね」

と、いっていただきたいのです。

帳簿の楽しさ?を味わって頂くために、帳簿の作成は経営者自ら行ってください。

証拠能力云々(刑事訴訟法323条)・・・はここでは言いません。

じゃあ、どうやって?